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精油を希釈する濃度の考え方の基本

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精油を皮膚に塗布する時は、オイルなどの基材で希釈します。

希釈濃度を決めるポイントをまとめてみました。

もう迷わない!

濃度を決めるポイント4つ

  • 年齢
  • 塗布する部位
  • リラクゼーション目的か、局所的な症状緩和目的か
  • 皮膚の状態

1.年齢

年齢による区分は、各団体などによって多少異なりますが、3歳〜12歳は0.5〜1%、12歳〜65歳は2%、65歳以上は1%以下を基準にして、私はアロマオイルを作成しています。

幼児は皮膚がまだ薄く敏感であり、高齢者の皮膚は個人差は大きいものの、徐々に衰えていき、皮膚が薄く脆弱になってくるので、濃度を下げる方が良いです。

3歳未満の乳児の、皮膚への塗布はしない方が無難です。4ヶ月〜3歳は0.1〜0.5%で使用しても良いとなっているところもあります。もし使用する場合でも、ラベンダーやマンダリンなど刺激が少ない精油を選択した方がよいでしょう。

私は我が子に、低濃度のアロマオイルでマッサージをしていましたが、あくまで自己責任です。私は、他者に勧めることはせず、芳香浴を勧めていました。

0ヶ月〜3ヶ月の乳児には塗布はせず、芳香浴のみが良いでしょう。

2.塗布する部位

12歳以上〜65歳の場合、顔は1%以下顔以外全身アロママッサージは2%としています。

つまり、皮膚が薄い部位、敏感な部位は低濃度にしましょうという事です。

3.リラクゼーション目的か、局所的な症状緩和目的か

12歳以上〜65歳の場合、リラックスやリフレッシュの為の、全身アロママッサージや、背中や脚などの部分マッサージは2%。

筋肉や関節の痛みの緩和などの局所的に塗布やマッサージには2〜5%と高濃度にする場合があります。その場合、刺激の強い精油や、毒性の強い精油が多くなりすぎないように注意が必要です。

ちなみに私は、蚊に刺されの時は、ティートリーとラベンダーの5%濃度で混ぜたワセリンを、1日数回患部に塗布します。

4.皮膚の状態

上記は、皮膚が健康な方への考え方です。1番大事なのは、実際に塗布する皮膚の状態がどうか、よく観察することです。

色、艶、弾力、しわ、たるみ、乾燥と湿潤、浮腫、皮膚病変や創傷があるか確認してきます。

もともと皮膚が過敏か、アトピー性皮膚炎の有無や程度、ステロイド剤の長期服用や塗布によって皮膚が弱くなっていないかなど。

皮膚の状態を見て、濃度を薄くしていきます。場合によっては、塗布してはいけない場合もあります。

また、初めて精油を皮膚に塗布する場合、特に敏感肌やアレルギー体質の場合は、パッチテストをした方が良いですし、刺激の少ない比較的安全な精油を選び、低濃度から始めましょう。

慣れれば簡単

精油の濃度計算の方法

まずは、精油の量を計算します。10ml×0.02=0.2ml

精油1滴は、0.05mlなので、0.2ml÷0.05ml=4滴になります。

濃 度基材10ml基材20ml基材30ml
0.5%1滴2滴3滴
1%2滴4滴6滴
2%4滴8滴12滴
3%6滴12滴
4%8滴16滴
5%10滴20滴

全身のアロママッサージで、だいたいオイル40〜50ml使用します。

最後に知ってて欲しいこと

作成したアロマ塗布剤の注意点

ABOUT ME
とっと
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IFPA認定アロマセラピスト/ブロガー/訪問看護師/3児のママ
人間関係、子育てで疲れていた時に出会った1本の精油。
その時はデュフューザーでの芳香しか知らず、毎日ひたすら芳香浴したのを覚えています。
そこからアロマセラピーについて猛勉強しました。

忙しい人こそ、取り入れてほしい、アロマセラピー。
精油の力、取り入れやすい方法など、紹介していきます。
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